スポンサーサイト

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Guide
  •  …この記事と同じカテゴリの前後記事へのページナビ
  •  …この記事の前後に投稿された記事へのページナビ
         
千客万来  ←千客万来 【--年--月】の更新記事一覧 →ラオスの葬式  ラオスの葬式
  • Edit
  • TB(-)|
  • CO(-) 
 
 

ラオス北部の博物館を巡る

ラオス北部の博物館を巡る

先月の南部に引き続き、1月末に北部の博物館を巡ってきた。ラオスの博物館事情を出来るだけ知っておきたい。そしてこの王宮博物館館がどいう位置づけになるのか、いる間に確認しておきたいという強い願望があるからだ。

人口からいえば日本の大き目な県くらいの国ラオスにとって、面積は日本の本州と同じくらいだから密度はかなり薄い。それでも17ある各県に博物館を整備しようというのだから至難の業だ。回ってみた感想としては、なるほど外国の援助がこういうところまで来ているのかということであり、しかも圧倒的にベトナムの支援の色が濃い。

ではそれでいいのかというと、すでに完成した博物館でもまず専門家がいない。したがって肝心の中身、展示に何らの工夫がない。あるものを並べそれで終わりという状態だ。かつ、受付に人を置くのが精いっぱい、赤ちゃんをあやしながらキップを切っているといえばわかりやすいだろう。

想像していたこととはいえ、博物館がなんら地域の文化のよりどころとなっていなくて、そのまま入館者に反映され人気がなく、また人を呼ぼうという意識の片りんもうかがえない。これはせっかくいい場所に立派な建物を作ってもらいながら、仏作って魂を入れず・・・そのものの姿としか言いようがない。一つづつ見て行こう。


ウドムサイ博物館

ウドムサイ博物館


2009年1月に完成した新しい独立の博物館で、白亜の2階建て、市内からすぐの丘の上にそびえたっている。建物の前には青い看板がベトナムの支援で完成したと誇らしげに立てられている。土日が休館で朝の8時から~11時、昼休みを休館して午後は1時から4時まで開いている。入館料は5000k(50円)ラオ人は2000k。10歳以下は無料。
ウドムサイ博物館看板


館長も入れたスタッフは5人とのこと、見たところひとりしかいなかったので交代で受付をしているようだ。まだ若いソンマイさんが案内してくれたが、まだ23歳の青年、去年までは学校の先生だったとか。ちなみ入館者数を聞くと受付ノートを見せてくれたが、年間1000人は来ていないようだ。

一階にはどこの博物館も似たようなものだが、必ず革命の歴史の写真と地元の写真が手作りの独立パネルに張り出されている。ここには特産のタケノコの大きな模型と船がおかれていた。

2階には出土品の壺や銅鼓、内戦で使われた武器屋弾薬がむき出しで展示され、アンタラーイ≪危険≫だ。時代物の映写機やタイプライタ、古いテレビなどがあった。
ウドムサイ武器


ルアンナムタ博物館
ルアンナムタ博物館外観


こちらも県庁の隣の一等地にビエンチャンの文化会館を少し小さくした形で威容を見せている。見た目2階建だが正面は入ると博物館のスペースは一部屋しかなく、裏側は文化会館の機能を有している。こちらもベトナム製でりうっぱな看板が正門外に両国の国旗入りで立っている。2010年5月にオープンしたばかり。
ルアンナムタ看板


ここの展示は少しは系統だっており、考古出土品、食器や漁具、農機具、民族衣装、機織り機などは少数民族の多い地域の特色を表している。それにお決まりの写真と武器、弾薬コーナー。こちらでは入館者数は聞き出せなかったが、フランス人のグループがいたりしてウドムサイよりは多そうだ。
ルアンナムタ博物館


赤ちゃんを抱いた受付のお姉さんは笑顔のかわいい方、英語が通じなくて苦労したがこちらも土日休館で8時から11時半、1時半から4時の開館でルアンパバーンの博物館といっしょだ。料金は5000k。スタッフは6人で交代。

ムアンシン民族博物館
ムアンシン民族博物館外観


こちらはムアンシンの古い街並みに面した木造の建物で木製の塀や2階のベランダの手すりが彫刻された木でできており、赤く塗られ素朴な美しさを見せている。2階建ての建物は1934年に当初パヤ・セコン王の妻子の為に作られ、その後図書館や教育局として使われ、2006年6月ドイツの支援により改修が行われたと表記されている。

一階はガラスケースごとに異なった民族衣装が立体展示され、それを作った織機などもおかれ展示意図が分かりやすい。2階は例のごとく写真や武器が置かれるも、ムアンシンの歴史を解説した小部屋もある。

博物館の開館時間は土日を除く、8時半から11時、1時半から3時半か4時だそうだ。多少いい加減なのはスタッフが3人で回しており、都合もあるようだ。現にこの日も午前に行き、午後2時ころ寄ったが閉まっていた。入館料は5000k、アカ族のDVDを見るならさらに5000kと書いてあったが、ビデオが故障中でDVDを40000kで買う羽目に・・・。

一月30人ほどだというので年間500人は入らないのだろう。各地の民族衣装が見れるのに惜しい事だ。


Guide
  •  …この記事と同じカテゴリの前後記事へのページナビ
  •  …この記事の前後に投稿された記事へのページナビ
         
千客万来  ←千客万来 【2012年02月】の更新記事一覧 →ラオスの葬式  ラオスの葬式
 

~ Comment ~

箱物を建てるのなんてお金さえあれば出来るんですよね(;´∀`)

やはり、
海外の援助の弱点がまざまざと見えてきていますね。
安月給でおそらくそういった知識も専門家もなしに配置されてしまうと
スタッフだって結局維持するだけになりますね。
こういう部分こそJICA専門家とかで博物館職員とか派遣したら面白いと思うのですが。
iPhoneと同じで魅力的なコンテンツのない箱はタダの箱ですからね...

そういえば、
うちのオフィスもシェンムアン寺院の裏に
民俗博物館っぽいものを作っているようなので
完成した暁には是非おいでくださいませ。

ルアンナムター博物館のこと

4年前の2008年の中頃、某大学の卒業生たちとラオス北部へ歴史・民俗調査へ行って来ました。
コースはヴィエンチャン→ルアンパバーン→ルアンナムター→フアイサーイ→ルアンパバーン→ヴィエンチャンです。ルアンナムター博物館へも立ち寄って来ましたが、外観は今よりも古ぼけて見えました。
確かそこに民族分布図があったように思うのですが、今でもあるでしょうか。もう一度機会があればモン族などの民俗調査に行きたいのですが、何か情報があればお教え下さい。

Re: ルアンナムター博物館のこと

ご訪問ありがとうございます。
ルアンナムターの博物館は数年前ベトナムの援助ですっかり新しくなっていました。見た目には立派ですが、博物館は正面の一部屋だけで後ろは文化会館でした。民族分布図はあったと思います。
確かにルアンナムターは少数民族の宝庫ですが、ルアンパバーン周辺でも焼き畑やっているモン族がいて比較的行きやすいと思います。京大の方で村で焼き畑の研究されている方や、JICAのプロジェクトで森林減少に取り組んでいるチームもご紹介出来ます。こちらでご協力できることがあればご連絡下さい。

> 4年前の2008年の中頃、某大学の卒業生たちとラオス北部へ歴史・民俗調査へ行って来ました。
> コースはヴィエンチャン→ルアンパバーン→ルアンナムター→フアイサーイ→ルアンパバーン→ヴィエンチャンです。ルアンナムター博物館へも立ち寄って来ましたが、外観は今よりも古ぼけて見えました。
> 確かそこに民族分布図があったように思うのですが、今でもあるでしょうか。もう一度機会があればモン族などの民俗調査に行きたいのですが、何か情報があればお教え下さい。

ご親切なご返答に感謝。

ラオスの風様、今晩は。
色々と情報をお知らせいただいた上に、協力したいとのお言葉をいただき、感謝を申し上げます。
その時が参りましたら連絡しますので、よろしくお願い致します。
  ※コメントの編集用
  シークレットコメントにする (管理者のみ表示)

~ Trackback ~

卜ラックバックURL


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

MENU anime_down3.gif

同じカテゴリの記事が一覧表示されます
同じタグの記事が一覧表示されます
更新月別の記事が一覧表示されます
キーワードで記事を検索
 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。